スポーツ

2011年12月 9日 (金)

SUZUKA最終戦 と ヨーロッパ参戦の終了

鈴鹿が終わってからあっという間に時間が経ってしまいました。報告をしようと思いつつ、伸びてしまってすいません。

鈴鹿の翌週からITALYのWILDKART本社へ報告に行ってきたりしているうちに、あっという間に時間がたってしまったという言い訳です。。。

ホームグランプリということで意気込んで参戦した今大会でしたが、やはりタイヤの差が大きく思ったような結果を残すことができませんでした。とくに今回はVEGAタイヤにとって相当なブランクがあっての鈴鹿ということもあり、なかなかマッチングが難しかったのではないかと思います。いつものグリップ力の持続が短く、10周後のタイム落ちがいつもより激しかったことで、後半に向けてのタイム差の開きが大きくなってしまったというのが大きな敗因でした。そこらへんのタイヤマネージメントとセットアップが、金曜日に終日雨が降ってしまったことで詰められなかったのも痛手となりました。

ただ、同じタイヤを履くKF2のトップタイムとは遜色なく、同一周回でよりBSのスペシャルのゴムを拾ってしまうことを考えるとトータルとしては悪くない出来だったのではないかと思われ、新型シャーシのポテンシャルは高いことが証明できたのが唯一の収穫でした。

応援に来てくれた皆さんには思ったような競ったレースができず、テストに終始するレースを見せてしまい申し訳なく思っています。

それでも、スタート後5周まではなんとか見せ場を作れたかなと思っています。

この鈴鹿ラウンドを持って2010年2011年と二年間にわたるヨーロッパ参戦を終了します。思えば、参戦レースの開催中止を受けてドタバタで参戦を始めた2010年からあっという間に2年がたってしまった印象です。

何も分からないまま、とにかくWKの開発とプロモーションを兼ねて世界で戦いたいと思って2010年にWK本社に飛びこみ、オフィシャルドライバーになりました。

そしていきなりのヨーロッパ選手権の開催中止を受け、急きょ途中参戦でWSK EUROシリーズのSKFに参戦。初戦はZUERA(SPAIN)でした。 ヨーロッパ屈指のロングコースに驚き、台数の多さや路面の変化の大きさに戸惑い、それをうまく的確に伝えることができず、セットアップの為のコミュニケーションも考えなければならないと強く思いました。

そしてアイスランドの火山の噴火で帰れなくなったりと非常に印象深い初戦でした。

そして、伝統のGENKでは初めて集団に加わることができて手ごたえを感じ、戻ってきた鈴鹿では雨の中日本人最上位でプレファイナルをフィニッシュ、もう少しで世界王者のNYCKに手が届くところまで来ましたが、不運の失格。

そのままに上り調子で行きたかったSARNOですが、諸事情で不出場となり、その埋め合わせにWSK WORLDシリーズのPORTIMAO(PORTGUL)にまたまた急きょスポット参戦。できたてのコースで、ついた月曜日はまだコースを仕上げている状態でした。そんな中全くの初物尽くしで大苦戦。ただ、翌年のシャーシ開発につながるシーズンでした。

思いのほか早くシーズンが終わり、長いOFFに入り、当初1年の参戦予定でしたが、さまざまな問題が起きて、変更変更のすえ、しっかりとシーズンを通して参戦できなかったことが心残りで、もう一年の参戦を決定し2011年に入りました。

ところが鈴鹿で開幕という直前、東日本大震災が発生。被害の大きさと惨状を把握していくうちに、シーズンに参戦していいのかということも悩みましたが、今元気で動ける自分は、自分のすることをして、少しでも平常に戻ること、そしてできればそのことで、復興の一助になればと思い、参戦を決めました。そのため、今年はシーズンを通して必ずテントに国旗を掲揚してきました。

そして2012年はチーム方針でタイヤをVEGAとして唯一のユーザーとして参戦しました。また、シーズン中に4台プロトタイプを投入してテストをするなど、2012年の新型シャーシに向けてのデータ収集と開発を続けました。チーム体制もエンジンチューナーを加えて充実し、申し分のない体制で進められました。

また前年に走行したコースもあり、より正確にセットアップのコミュニケーションがとれるようになりました。その結果なんとかポイントを獲得したレースもあり、タイヤで苦しんだ半面、チームとシャーシは大きく向上できたかと思います。

ただ、レースをしている以上、リザルトやレース展開でもっとアピールできるレースが出来なかったのが心残りです。それはまだまだドライバーとしての技量が足りない分もあり、応援していただいた皆さんには大変申し訳なく思っています。

この2年間の成果として、2012年の新しいシャーシの開発が成功したことと、LOTUSとの提携をWKが結び、レースシーンにも大きく打って出ていくことになったことが、2年間苦しみながらも参戦したことの報いになればありがたいです。

ここで2年間のヨーロッパでの戦いは終わりますが、来年も引き続き国内でのレース活動は続け、WKの開発も日本から進めていく予定です。

また、この2年の経験を少しでもWKユーザーの方にフィードバックしていけるように頑張りますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

今一度、応援してただきました皆様に感謝するとともに、これからもよろしくお願いいたします。

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2011年11月 4日 (金)

CIK FIA WORLD KARTING CHAMPIONSHIP IN SUZUKA

いよいよ、世界選手権の鈴鹿ラウンドが間近に迫ってきました。

毎年、ホームグランプリということもあって気合いの入るレースですが、今年は世界選手権年間エントリーの締めくくりなのでさらに重要度が増しています。

2年間いろいろとヨーロッパで戦ってきた集大成としてもなんとか記憶にも記録にも残るレースをしたいと思います。

今年もWILDKART RACING TEAM からFRANC氏とDOMEN氏が来日しオフィシャルな体制で臨みます。

また、新ホモロゲーションモデルとしてテストをしてきたシャーシの日本初走行もあり、来年以降のデータ取りとしても非常に重要なレースとなると思います。

レースのほうはやはりシーズンがかかっていないドライバーの来日見送りがあり、台数としては少し減ってしまいそうですが、トップドライバーはみな来るようなので、それに日本のSKFトップドライバーもくわわりレベルの高いレースが展開されそうです。

今回も暖かい応援をよろしくお願いいたします。

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2011年10月19日 (水)

CIK-FIA VIDEO

HARDWORK....

という題名のついたビデオに自分が出てます!

ZUERAで撮ってもらったやつです。

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2011年9月22日 (木)

SARNO写真館4

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SARNO 写真館3

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SPS中島店長がイタリアのテレビに!!!

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SARNO写真館2

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SARNO 写真館

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WKC in Sarno.

またまた、ホテルのネット回線が安定せず、また時間もなかったので、一気に金曜日からの日記をアップします!

金曜日

本格的なセッションが始まり、KF2と3はすでにQPが終わりヒートに入る。

走る台数が300台を超えるため、セッションごとにどんどんとゴムが載り、コンディションもセッションごとに変わっていく状態です。

気温も高く日中は34度近くまで上がり暑い。

なかなか思うように車が動かず苦戦し、セットも走りもままならない状態でタイムが周りはどんどんタイムアップしていくが自分はタイムアップできず、焦りばかりがつのっていく。

シャーシが跳ねているのか、路面のバンプなのか、アクセルをちょっと踏み間違えると暴れだす。

いわゆるヨーロッパの路面に手厳しい洗礼を受けた感じです。

あれこれ試すもなかなかうまくいかないまま終了。

明日のレースが心配だなぁ。

土曜日

朝から快晴。気温もどんどん上がり、今週末一番の暑さ。

朝のウォームアップでリアのセットを変えるとだいぶ乗りやすくなったが、明けてQPではまた逆戻り、あさの気温の低い状態でもコンディションに差が出るというかなり難しい状況です。

そんなこんなで、朝のWPをタイムから落ちたまま取り返せず。QPは最下位。

迎えたレース1は、様子を見ながらスタート。混戦でも立ち上がりでついていけず。抜かれるとラインが崩れてすぐに離される。

後ろを見るとNYCKが迫ったきた、表示は残り2周、しょうがないので譲ってピットに戻るとなぜかNYCKはチェッカー。

見落としかわからないけれど、なんか微妙なままの幕切れでした。16位

夕暮れ近くになっての2戦目。

リヤをもどして、VEGAのモンテーゼ氏のアドバイスでエアを高めに設定してスタート。

後ろからは1戦目に出遅れた連中が連なる。ローリング開始時にすでにえげつなくポジションをあげてくる。このコースはローリングが長い上にゴムかすのせいでラインが狭く、抜けないまま復帰禁止ラインを迎えるので、やらしくもSODIの二人が抜いてくる。案の定抜き返せずにラインを越え、スタートへ。

スタート後バックストレートでトマンがクラッシュ。一台道ずれになりドライバーも痛んだ模様。かなり速度がのっており危険なクラッシュでした。

その後混戦をうまくかき分けてジャンプアップするも、後続に抜かれたときに失速。そこから いつもの一人旅。少しずつラインを変えたりしながら進むと少し、タイムアップ広後半に向かってベストラップが出ましたが、最終ラップにクラッチが壊れてチェッカーを受けられず。1戦目に続いてなかなかすっきりしない終わり方でした。でも少しラインがわかってきたので、これで明日少しがんばれるといいなと思います。

日曜日

泣いても笑ってもこれでヨーロッパでのレースの最後なので、楽しんでいこうと思い、ホテルを出ました。

だんだん昼間の時間が短くなり、朝方の気温も下がってきます。日曜日は18度で長袖が必要なぐらい。でも、日中は晴れると気温は34~8度ぐらいまで上がります。

そのため涼しい朝方はタイムが出てレースになると徐々に落ちていく感じです。

昨日の最後のレースでつかんだイメージを大事に乗ると、いきなり1秒上がりました。

エンジンも載せ変えたので、その影響もあると思いますが、タイムもいつもの範囲内ぐらいになってきました。

タイムトライアルでもタイムがあがったので、このままの調子を気温が上がったあとでも続けば、昨日よりは幾分かましになりそうです。

午前中が終わると、KF2,3は明暗が分かれて、ここで片付けて家路につく人たちもいます。

それに比べたら、最後まで走れるだけかなり恵まれているなあと思います。

ドライバープレゼンテイションが終わり、いよいよ午後ヨーロッパ最後の2戦が始まる。気温は上がり、34度を超す猛暑に。

スタートはいつも通り最後尾から、スタート直後バラけたところをついてジャンプアップ、さらに第一ヘアピンで多重クラッシュ。ここもうまくかわしてジャンプアップ。スタート周をなんなくぬけるが、やはり最初の数周は路面の汚れとBSのゴムで滑る。後ろから後続が迫ってくる。なんとか1周は防ぐが、ペースの違いからパスされ、じりじり離される、しかし、ここでのタイム差はそこまで大きくないので、最終集団の後方になんとかかじりついていく、タイムも後半に向かうほど上がっていく。最後まで走りきってみれば14位。

初のポイント獲得に喜ぶチーム。さらにそのあと、失格者が出て13位に繰り上がり、WKC初の3ポイント獲得。MAXTER使用でもレース最高位を獲得。タイムは出ていないけれど結果としては最高のレースとなった。

その後KF2KF3と決勝を経て、いよいよ最終レースです。

グリッドも13位からのスタートで好位置。

プレグリッドを離れウォームアップラップをまわって、グリッドへ。何か音がしたが、走りに問題ないのでそのままグリッドにつく。3分前の掲示がされて、グリッドガールが退場。タイヤの貼りつきをはがして準備する。一分前に、もう一度後ろに回り確認するとチェーンガードが無い。ウォームアップのときに音がしたのはこれだったのか。

しかしもう時間もないし直せない。オレンジボール覚悟でローリングへ。

最後のレースはスタートを頑張ろうと思い気合を入れなおす。見せ場は数周しかない。

スタートして一気にジャンプアップ。しかし、後方から巻き返しを図るリタイヤ組が積極的にプッシュしてきて、1周後はポジションダウン。しかしまだ前がやりあっているため、集団に食いつく。前のすきをついてパスをする。一気にポジションアップ。

抜かれてもクロスをかけて抜き返す。バトルをしながらもストレートに帰るとフラッグをチェック。オレンジボールが提示された。あれ?しかしゼッケン30番。自分ではない。

ふと見ると取れかかっているチェーンガードを引きずってる30番が。30番はオレンジボールに気付かないまま走行、そしていっこうに自分に対してのオレンジボールは出ない。

気にしつつもレースを続ける。集団が落ち着くと、徐々に離されていく。

いつも通りの一人旅に。フラッグを気にしながらの走行を続け結局そのままチェッカー。

順位は18位でしたが、なんとか最後のレースを完走扱いで終えられてほっとしました。

長かったヨーロッパラウンドでのレースもこれで終わり。なかなか満足のいく結果が出ませんでしたが、新しいシャーシの方向性と色々な改善点が見つかり、これで次年度のホモロゲシャーシがさらに良いものになると思います。

また、ここで得たセットデータや、ドライビングをフィードバックしていけると思います。

応援していただいた皆様には感謝しますとともに、これからの一層のご愛顧お願いします。

また、次の鈴鹿も同じ体制で参戦することが決まりました。

日本開催ということで是非結果を出していきたいと思います。

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2011年9月16日 (金)

SARNO 1日目

今回はスケジュールが変則で、われわれKF1の走行時間帯は昼前から始まるのですが、チームは準備他あるるので結局はいつもと同じ時間ぐらいにサーキットへ。

朝方は25度ぐらいで過ごしやすいですが、日中は35度ぐらいまで上がって暑い。しかし、日本よりは湿気が少ないのでわりかし日陰は過ごしやすいです。

前評判と、いろんな人に脅かされてきましたが、走ってみて確かに路面は悪くはねる割にはゴムがどんどん載って行き、シャーシも暴れるなかなかタフなコースです。

茂原の高低差をなくして距離も1.5倍ぐらいにした感じですが。

とにかくストレートが長いが、コーナーがテクニカルに結んでいるので、今までのサーキットともまたちょっと違う感じです。

さらにはアスファルトも昔の目の粗いアスファルトなので、いつも減らないVEGAも今回はしっかり消費されていってます。

3セッションのうち、コース覚えと鳴らしで2セッションをすごし、最後の3ヒート目でいよいよ本格的にアタックと思っていたら、前回から調子が悪いなと思っていたブレーキが熱ダレで壊れてしまい、ほとんど走れませんでした。

やはり長いストレートからのテクニカルなのでブレーキに対する負荷が大きいようです。またさらに気温と照りつける日差しも強いので。

しかし、こっちではどこもブレーキダクトをつけてないのですが、何とかなっているみたいです。

やっぱりちょっと人間が慣れていなくてブレーキが長いというもんだかと思われます。

明日はキャリパー一式を交換したので、これでうまくいくといいなあ。

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2011年9月 6日 (火)

WKC GENK REPORT

今朝がた日本に戻ってきました。

現在は既に職場(笑

で、一週間後にまた成田に行くという。。。

向こうで更新できなかったレポートをまとめてアップします。

水曜日

夜中に寒くて起きたりするぐらい気温が低く、イタリアとか地中海沿岸の地域はまだ30度越えの暑さが続いているのに変な気候です。体調を崩さないように気をつけなければ。。。

そんなこんなで、ホテルをチェックアウトしてスーパーでのんびり買出ししてたらあっという間に時間がたってしまい、結局観光も何もしないままGENKへ向かいました。

今年の中では一番移動距離が短く、90キロぐらいなので、ちょうど榛名に行く感じで、小一時間でつきました。

コースは縁石やラインがきれいに引きなおされていました。コースはさらさらでこれからゴムが乗っていくのを考えていかなければと思いながらコースを歩いたり、スポーティングチェック受けたりして、17時前にはサーキットを出てホテルに向かいました。

GENKは環境というか規制が厳しくて、パドックでは必ず床マットを敷かないと設営が許可されなかったり、ガソリンをこぼしてあると250EUROの罰金だったり、100EUROを保証金と預けて、パドック撤去後確認してもらわないと返金されなったりとかなり厳しく取り締まっています。

日本は基本的にアスファルト敷きのパドックしかないけど、それでも結構ガソリンこぼしてるしなぁ。モータースポーツの地位向上を考えるとこれぐらいしないといけないかな~。

ちなみにヨーロッパではほとんどガソリンで洗ったりしません。油でふき取るのと、マジックリンで水洗いばっかりですね。

こっちのドライバーは、レースが終わるとみんな自分でカウルを洗剤で水洗いしてます。

木曜日

相変わらず朝起きると寒い。気温は10度ほど、日中はあったかくなり20度を越えるぐらいですが、気温差が激しくて体が大変です。

いよいよ今日から走行です。

今回も相変わらず走行時間が短く今日は3セッション。午前中一本は知ったらあと午後3時までないっていうのが、かなり間延びです。

一本目のフリープラクティスはいろいろとマイナートラブルが出てしっかり走れず。

でも、新しいプロトタイプのシャーシは30φで、今までに比べて非常にシャーシがよれ易く粘りがあります。ハイグリップタイヤには良い感じ。ここにきてやっぱりSLタイヤととソフトタイヤのシャーシとセッティングの違いを再確認できました。

タイム差は相変わらずで、1.7秒落ちぐらいですが、今回はVEGAタイヤただ一人ということでかなり路面のハンデはあります。おまけに今回はVEGAのエンジニアが着ていないという状態。かなり厳しいですが、好きなコースなのでがんばって行きたいと思います。

金曜日は気温が上がり、どんどんゴムが乗っていくのに対応できず、セットもうまくまとまらないまま土曜日を迎えてしまいました。

あさのウォームアップでもしっくり良くセットが出ず、苦戦。

気温週の前半とは打って変わって、非常に暑くなってきました。

そのせいでゴムがどんどん載るのですが、VEGA以外のゴムが載るせいで、タイヤがゴムが剥けるまで数周かかってしまい、それもまたセットの悩みどころです。

タイトラはいつもの定位置。でも番狂わせはデヴリスがノータイムで後ろにいること。

荒れそうなレースだなと思いながら、迎えたレース1

案の定スタートでみんなやりあって接触。その隙を突いてジャンプアップして、10位ぐらいまで一気に順位を上げました。その後もみんなやりあっているので、タイムが伸びず、何とか食いついていくも、後ろからやられた組の早いやつらが追いついてきて、パスされ。集団が落ち着いたあたりでじりじりと離されていく展開。

でも何とか走きり。17位フィニッシュ。

今度はまたセットを変えて、望んだレース2。やはりスタート後の1コーナーでやりあうのが多数。避けてやり過ごし、向かった奥のヘアピンで欲をかいて外側で粘ったら案の定当てられて押し出される。 そこで 隊列から離れ一人旅。おまけに、接触時にロガーのコードもはずれ、データがない状態での走行。残念な結果

22位フィニッシュ。

日曜日

天気予報は時々雨の予報、朝ホテルを出ると、しっとりと濡れている。夜半に小降りの雨があったようで、サーキットについたとき路面はところどころウォーターパッチがある状態。

でも、空はどんよりしているもののあめは降りそうにないと思っていたら、公式練習前に急激な大雨。レインシャーシを用意していない組は大慌てでセット替えに戻るなか、KZ1の予選が赤旗中断。レインセット変更しレース再開となる為ここでタイムスケジュールが大幅に狂う。

そんな中迎えた公式練習。 レインでの走行は初めてでしたが、VEGAレインタイヤはそこまでひどくはなく、まわりとあまり変わらない状態。ただ、雨は小降りになっていき、路面の雨量が少なくなってきてタイムが上がるあたりで突然フロントスポイラーが脱落、そこで走行を終えました。それでもトップとは差があるものの、後ろの方とは遜色ないタイムがでて、あと少しフロントの車高をいじれば追いつけそうな手ごたえを感じて終わりました。

ところが、タイトラの時間になっていくと雨はやみ、KZ2の走行台数もあってライン上は乾いた状態。前のKZ2のヒートでもドライタイヤが圧倒的に速かったので、全車ドライタイヤでアタック。但しKZとはラインが違うので、立ち上がりのラインで滑ってまわるドライバーも多数。なんとか頑張るも定位置で終了。

そのまますぐにドライバープレゼンが行われ、パドックに戻ったらすぐにもう第3レースとなりました。

最後尾23位のスタート、シグナルが消えてアウト側が失速していのでイン側でうまく加速しながら1コーナーまでに13位前後まで上がるも、いきなり後ろから突き飛ばされ、なにも出来ずにスピンアウト。おまけに復帰に時間がかかり、大幅に遅れてしまう。その後も走行を続けるが、とばしてきたトップのアルボンが迫ってきたので、青赤旗を出される前にピットイン。今年初のリタイアとなりました。このレースでは2位争いをしていた金丸君がキャロルにとばされ残念な結果に、他にも上位争いで小競り合いがあり、パークフェルメで言い争いがあったりと荒れた天気に荒れたレースとなりました。しかし、そういった小競り合いあるけれど、後がいギリギリでやっているのでカートが壊れるようなクラッシュが起きないのがやはりレベルが高いレースですね。20台近くが密集する中でも視野が広くて、ギリギリのラインでやりあってる感じですね。

そんなこんなで迎えた第4レース。 最後のレースだけあって手堅く以降と思い無難にスタートを決める、数周はバトルに絡むも、今回は集団がバラけるのが早くずるずる後退。

全体を通して、セットに悩み、悩んだところにゴムが絡んできて最後までしっくりくるドライビングができませんでした。この反省点を糧に次のサルノに向けて頑張りたいと思います。

レースはRACE1でカンポネスキが優勝、デヴリスも追い上げるが2位。RACE2はデブリスが最終ラップでカンポネスキを撃墜したことが物議になり、失格。しかし、現在もCIKのリザルドはデブリス優勝となっています。失格ならばCRGのレノックスが繰り上がり優勝のはずだったが。

RACE3はアルボンがスタートの混乱を抜けだして独走。後半ベイリーが無理やり当てて抜いてティエネが脱落レース後言い合いに、最終ラップまで3位争いをしていた金丸君がキャロルに撃沈され、最下位に、キャロルも大きく順位を落とした。混乱に乗じて上がってきたデブリスが3位と荒れたれーすだった。

第4レースは、デブリスが抜けだして独走優勝。シリーズ争いは混迷を極めている。

今回も目立った結果を出すことはできませんでした。

ヨーロッパラウンドも残り一戦、がんばって戦いたいと思います。

ご声援いただいてる皆さんには結果を持ち帰れず申し訳ありません。

今後とも精進いたしますので、引き続きご声援おねがいします。

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