WKC in Sarno.
またまた、ホテルのネット回線が安定せず、また時間もなかったので、一気に金曜日からの日記をアップします!
金曜日
本格的なセッションが始まり、KF2と3はすでにQPが終わりヒートに入る。
走る台数が300台を超えるため、セッションごとにどんどんとゴムが載り、コンディションもセッションごとに変わっていく状態です。
気温も高く日中は34度近くまで上がり暑い。
なかなか思うように車が動かず苦戦し、セットも走りもままならない状態でタイムが周りはどんどんタイムアップしていくが自分はタイムアップできず、焦りばかりがつのっていく。
シャーシが跳ねているのか、路面のバンプなのか、アクセルをちょっと踏み間違えると暴れだす。
いわゆるヨーロッパの路面に手厳しい洗礼を受けた感じです。
あれこれ試すもなかなかうまくいかないまま終了。
明日のレースが心配だなぁ。
土曜日
朝から快晴。気温もどんどん上がり、今週末一番の暑さ。
朝のウォームアップでリアのセットを変えるとだいぶ乗りやすくなったが、明けてQPではまた逆戻り、あさの気温の低い状態でもコンディションに差が出るというかなり難しい状況です。
そんなこんなで、朝のWPをタイムから落ちたまま取り返せず。QPは最下位。
迎えたレース1は、様子を見ながらスタート。混戦でも立ち上がりでついていけず。抜かれるとラインが崩れてすぐに離される。
後ろを見るとNYCKが迫ったきた、表示は残り2周、しょうがないので譲ってピットに戻るとなぜかNYCKはチェッカー。
見落としかわからないけれど、なんか微妙なままの幕切れでした。16位
夕暮れ近くになっての2戦目。
リヤをもどして、VEGAのモンテーゼ氏のアドバイスでエアを高めに設定してスタート。
後ろからは1戦目に出遅れた連中が連なる。ローリング開始時にすでにえげつなくポジションをあげてくる。このコースはローリングが長い上にゴムかすのせいでラインが狭く、抜けないまま復帰禁止ラインを迎えるので、やらしくもSODIの二人が抜いてくる。案の定抜き返せずにラインを越え、スタートへ。
スタート後バックストレートでトマンがクラッシュ。一台道ずれになりドライバーも痛んだ模様。かなり速度がのっており危険なクラッシュでした。
その後混戦をうまくかき分けてジャンプアップするも、後続に抜かれたときに失速。そこから いつもの一人旅。少しずつラインを変えたりしながら進むと少し、タイムアップ広後半に向かってベストラップが出ましたが、最終ラップにクラッチが壊れてチェッカーを受けられず。1戦目に続いてなかなかすっきりしない終わり方でした。でも少しラインがわかってきたので、これで明日少しがんばれるといいなと思います。
日曜日
泣いても笑ってもこれでヨーロッパでのレースの最後なので、楽しんでいこうと思い、ホテルを出ました。
だんだん昼間の時間が短くなり、朝方の気温も下がってきます。日曜日は18度で長袖が必要なぐらい。でも、日中は晴れると気温は34~8度ぐらいまで上がります。
そのため涼しい朝方はタイムが出てレースになると徐々に落ちていく感じです。
昨日の最後のレースでつかんだイメージを大事に乗ると、いきなり1秒上がりました。
エンジンも載せ変えたので、その影響もあると思いますが、タイムもいつもの範囲内ぐらいになってきました。
タイムトライアルでもタイムがあがったので、このままの調子を気温が上がったあとでも続けば、昨日よりは幾分かましになりそうです。
午前中が終わると、KF2,3は明暗が分かれて、ここで片付けて家路につく人たちもいます。
それに比べたら、最後まで走れるだけかなり恵まれているなあと思います。
ドライバープレゼンテイションが終わり、いよいよ午後ヨーロッパ最後の2戦が始まる。気温は上がり、34度を超す猛暑に。
スタートはいつも通り最後尾から、スタート直後バラけたところをついてジャンプアップ、さらに第一ヘアピンで多重クラッシュ。ここもうまくかわしてジャンプアップ。スタート周をなんなくぬけるが、やはり最初の数周は路面の汚れとBSのゴムで滑る。後ろから後続が迫ってくる。なんとか1周は防ぐが、ペースの違いからパスされ、じりじり離される、しかし、ここでのタイム差はそこまで大きくないので、最終集団の後方になんとかかじりついていく、タイムも後半に向かうほど上がっていく。最後まで走りきってみれば14位。
初のポイント獲得に喜ぶチーム。さらにそのあと、失格者が出て13位に繰り上がり、WKC初の3ポイント獲得。MAXTER使用でもレース最高位を獲得。タイムは出ていないけれど結果としては最高のレースとなった。
その後KF2KF3と決勝を経て、いよいよ最終レースです。
グリッドも13位からのスタートで好位置。
プレグリッドを離れウォームアップラップをまわって、グリッドへ。何か音がしたが、走りに問題ないのでそのままグリッドにつく。3分前の掲示がされて、グリッドガールが退場。タイヤの貼りつきをはがして準備する。一分前に、もう一度後ろに回り確認するとチェーンガードが無い。ウォームアップのときに音がしたのはこれだったのか。
しかしもう時間もないし直せない。オレンジボール覚悟でローリングへ。
最後のレースはスタートを頑張ろうと思い気合を入れなおす。見せ場は数周しかない。
スタートして一気にジャンプアップ。しかし、後方から巻き返しを図るリタイヤ組が積極的にプッシュしてきて、1周後はポジションダウン。しかしまだ前がやりあっているため、集団に食いつく。前のすきをついてパスをする。一気にポジションアップ。
抜かれてもクロスをかけて抜き返す。バトルをしながらもストレートに帰るとフラッグをチェック。オレンジボールが提示された。あれ?しかしゼッケン30番。自分ではない。
ふと見ると取れかかっているチェーンガードを引きずってる30番が。30番はオレンジボールに気付かないまま走行、そしていっこうに自分に対してのオレンジボールは出ない。
気にしつつもレースを続ける。集団が落ち着くと、徐々に離されていく。
いつも通りの一人旅に。フラッグを気にしながらの走行を続け結局そのままチェッカー。
順位は18位でしたが、なんとか最後のレースを完走扱いで終えられてほっとしました。
長かったヨーロッパラウンドでのレースもこれで終わり。なかなか満足のいく結果が出ませんでしたが、新しいシャーシの方向性と色々な改善点が見つかり、これで次年度のホモロゲシャーシがさらに良いものになると思います。
また、ここで得たセットデータや、ドライビングをフィードバックしていけると思います。
応援していただいた皆様には感謝しますとともに、これからの一層のご愛顧お願いします。
また、次の鈴鹿も同じ体制で参戦することが決まりました。
日本開催ということで是非結果を出していきたいと思います。
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コメント
ポイント ゲット凄いですね。
本当にお疲れ様です。
投稿: ishikawa | 2011年9月22日 (木) 18時36分
>ishikawaさん
ありがとうございます。地道に積み重ねた結果だと思います。応援ありがとうございました。
投稿: watatani | 2011年9月26日 (月) 17時48分