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2011年9月 6日 (火)

WKC GENK REPORT

今朝がた日本に戻ってきました。

現在は既に職場(笑

で、一週間後にまた成田に行くという。。。

向こうで更新できなかったレポートをまとめてアップします。

水曜日

夜中に寒くて起きたりするぐらい気温が低く、イタリアとか地中海沿岸の地域はまだ30度越えの暑さが続いているのに変な気候です。体調を崩さないように気をつけなければ。。。

そんなこんなで、ホテルをチェックアウトしてスーパーでのんびり買出ししてたらあっという間に時間がたってしまい、結局観光も何もしないままGENKへ向かいました。

今年の中では一番移動距離が短く、90キロぐらいなので、ちょうど榛名に行く感じで、小一時間でつきました。

コースは縁石やラインがきれいに引きなおされていました。コースはさらさらでこれからゴムが乗っていくのを考えていかなければと思いながらコースを歩いたり、スポーティングチェック受けたりして、17時前にはサーキットを出てホテルに向かいました。

GENKは環境というか規制が厳しくて、パドックでは必ず床マットを敷かないと設営が許可されなかったり、ガソリンをこぼしてあると250EUROの罰金だったり、100EUROを保証金と預けて、パドック撤去後確認してもらわないと返金されなったりとかなり厳しく取り締まっています。

日本は基本的にアスファルト敷きのパドックしかないけど、それでも結構ガソリンこぼしてるしなぁ。モータースポーツの地位向上を考えるとこれぐらいしないといけないかな~。

ちなみにヨーロッパではほとんどガソリンで洗ったりしません。油でふき取るのと、マジックリンで水洗いばっかりですね。

こっちのドライバーは、レースが終わるとみんな自分でカウルを洗剤で水洗いしてます。

木曜日

相変わらず朝起きると寒い。気温は10度ほど、日中はあったかくなり20度を越えるぐらいですが、気温差が激しくて体が大変です。

いよいよ今日から走行です。

今回も相変わらず走行時間が短く今日は3セッション。午前中一本は知ったらあと午後3時までないっていうのが、かなり間延びです。

一本目のフリープラクティスはいろいろとマイナートラブルが出てしっかり走れず。

でも、新しいプロトタイプのシャーシは30φで、今までに比べて非常にシャーシがよれ易く粘りがあります。ハイグリップタイヤには良い感じ。ここにきてやっぱりSLタイヤととソフトタイヤのシャーシとセッティングの違いを再確認できました。

タイム差は相変わらずで、1.7秒落ちぐらいですが、今回はVEGAタイヤただ一人ということでかなり路面のハンデはあります。おまけに今回はVEGAのエンジニアが着ていないという状態。かなり厳しいですが、好きなコースなのでがんばって行きたいと思います。

金曜日は気温が上がり、どんどんゴムが乗っていくのに対応できず、セットもうまくまとまらないまま土曜日を迎えてしまいました。

あさのウォームアップでもしっくり良くセットが出ず、苦戦。

気温週の前半とは打って変わって、非常に暑くなってきました。

そのせいでゴムがどんどん載るのですが、VEGA以外のゴムが載るせいで、タイヤがゴムが剥けるまで数周かかってしまい、それもまたセットの悩みどころです。

タイトラはいつもの定位置。でも番狂わせはデヴリスがノータイムで後ろにいること。

荒れそうなレースだなと思いながら、迎えたレース1

案の定スタートでみんなやりあって接触。その隙を突いてジャンプアップして、10位ぐらいまで一気に順位を上げました。その後もみんなやりあっているので、タイムが伸びず、何とか食いついていくも、後ろからやられた組の早いやつらが追いついてきて、パスされ。集団が落ち着いたあたりでじりじりと離されていく展開。

でも何とか走きり。17位フィニッシュ。

今度はまたセットを変えて、望んだレース2。やはりスタート後の1コーナーでやりあうのが多数。避けてやり過ごし、向かった奥のヘアピンで欲をかいて外側で粘ったら案の定当てられて押し出される。 そこで 隊列から離れ一人旅。おまけに、接触時にロガーのコードもはずれ、データがない状態での走行。残念な結果

22位フィニッシュ。

日曜日

天気予報は時々雨の予報、朝ホテルを出ると、しっとりと濡れている。夜半に小降りの雨があったようで、サーキットについたとき路面はところどころウォーターパッチがある状態。

でも、空はどんよりしているもののあめは降りそうにないと思っていたら、公式練習前に急激な大雨。レインシャーシを用意していない組は大慌てでセット替えに戻るなか、KZ1の予選が赤旗中断。レインセット変更しレース再開となる為ここでタイムスケジュールが大幅に狂う。

そんな中迎えた公式練習。 レインでの走行は初めてでしたが、VEGAレインタイヤはそこまでひどくはなく、まわりとあまり変わらない状態。ただ、雨は小降りになっていき、路面の雨量が少なくなってきてタイムが上がるあたりで突然フロントスポイラーが脱落、そこで走行を終えました。それでもトップとは差があるものの、後ろの方とは遜色ないタイムがでて、あと少しフロントの車高をいじれば追いつけそうな手ごたえを感じて終わりました。

ところが、タイトラの時間になっていくと雨はやみ、KZ2の走行台数もあってライン上は乾いた状態。前のKZ2のヒートでもドライタイヤが圧倒的に速かったので、全車ドライタイヤでアタック。但しKZとはラインが違うので、立ち上がりのラインで滑ってまわるドライバーも多数。なんとか頑張るも定位置で終了。

そのまますぐにドライバープレゼンが行われ、パドックに戻ったらすぐにもう第3レースとなりました。

最後尾23位のスタート、シグナルが消えてアウト側が失速していのでイン側でうまく加速しながら1コーナーまでに13位前後まで上がるも、いきなり後ろから突き飛ばされ、なにも出来ずにスピンアウト。おまけに復帰に時間がかかり、大幅に遅れてしまう。その後も走行を続けるが、とばしてきたトップのアルボンが迫ってきたので、青赤旗を出される前にピットイン。今年初のリタイアとなりました。このレースでは2位争いをしていた金丸君がキャロルにとばされ残念な結果に、他にも上位争いで小競り合いがあり、パークフェルメで言い争いがあったりと荒れた天気に荒れたレースとなりました。しかし、そういった小競り合いあるけれど、後がいギリギリでやっているのでカートが壊れるようなクラッシュが起きないのがやはりレベルが高いレースですね。20台近くが密集する中でも視野が広くて、ギリギリのラインでやりあってる感じですね。

そんなこんなで迎えた第4レース。 最後のレースだけあって手堅く以降と思い無難にスタートを決める、数周はバトルに絡むも、今回は集団がバラけるのが早くずるずる後退。

全体を通して、セットに悩み、悩んだところにゴムが絡んできて最後までしっくりくるドライビングができませんでした。この反省点を糧に次のサルノに向けて頑張りたいと思います。

レースはRACE1でカンポネスキが優勝、デヴリスも追い上げるが2位。RACE2はデブリスが最終ラップでカンポネスキを撃墜したことが物議になり、失格。しかし、現在もCIKのリザルドはデブリス優勝となっています。失格ならばCRGのレノックスが繰り上がり優勝のはずだったが。

RACE3はアルボンがスタートの混乱を抜けだして独走。後半ベイリーが無理やり当てて抜いてティエネが脱落レース後言い合いに、最終ラップまで3位争いをしていた金丸君がキャロルに撃沈され、最下位に、キャロルも大きく順位を落とした。混乱に乗じて上がってきたデブリスが3位と荒れたれーすだった。

第4レースは、デブリスが抜けだして独走優勝。シリーズ争いは混迷を極めている。

今回も目立った結果を出すことはできませんでした。

ヨーロッパラウンドも残り一戦、がんばって戦いたいと思います。

ご声援いただいてる皆さんには結果を持ち帰れず申し訳ありません。

今後とも精進いたしますので、引き続きご声援おねがいします。

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